光造形方式セラミックス3Dプリンタ。スラリーを使用した造形プロセスのご紹介

光造形(スラリー造形)法

3D光造形技術、セラミックスのスラリー化技術で従来工法では作製できなかった複雑構造体をご提供

3Dプリンタの方式

方式 光造形法 材料押出法 レーザー焼結法 バインダージェット
原理 紫外線レーザー 加熱ヒーター CO2レーザー、
電子ビーム
紫外線ランプ
UV硬化性樹脂 熱可塑性樹脂 熱焼結 UV硬化性樹脂を噴射
材料・供給 溶液、スラリー
液槽、ブレード塗布
フィラメントノズル 粉体
リコーターローラー
粉体
リコーターローラー
焼結 造形後 造形後 直接焼結 造形後
サイズ 大△、小◎
粗さ 表面◎、側面〇

特長

従来工法と3Dプリンタの比較

  3Dプリンタ
*セラミックス3D光造形法
従来工法
シート積層法 押出し成型法 射出成型法
版・型等 不要 要:積層枠、プレス金型 要:型枠(板) 要:金型
結合剤 UV樹脂 PVA、PVB 専用樹脂 熱可塑性樹脂
寸法精度
複雑形状
形状・構造自由度 単純形状、積層形状 同一断面、傾斜構造 ◎金型作成
表面状態 ◎表面△積層段差
生産性 △〇
多品種少量
主な製品 電子部品、医療
装置、放熱、宇宙
エネルギー、環境系部品
セラミックスコンデンサ
LTCC
光通信部品
セラミックスフィルター
フェルール(光部品)
フェルール(光部品)
機械部品
歯科関係

セラミックス3D造形の工程

  1. 1 材料の準備 セラミック粉体とUV硬化樹脂を準備します

  2. 2 材料作成(撹拌工程) 攪拌機を用いて、セラミック粉体とUV硬化樹脂を混ぜ合わせ
    スラリー状(ペースト化)にし、造形装置にセットします

  3. 3 造形用スライスデータ作成 スライサーソフトを用いて3D CADデータを
    スライスデータに変換し装置に入力します

  4. 4 造形物作成(造形工程) 造形装置で各層毎にスラリー材料を塗布し、
    UVレーザーを照射し3D造形物を作成します

  5. 5 造形物作成(洗浄工程) 未硬化のスラリーを取り除き、造形物を取り出し洗浄します

  6. 6 焼成(脱脂工程) 脱脂炉に造形物を入れ、樹脂成分を取り除きます

  7. 7 焼成(焼結工程) 焼成炉に入れ焼結します

  8. 8 完成 焼成後、常温に戻れば完成です

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